頭隠して尻隠さないゴキブリに鉄槌を下した話

それは大学で勉強を終え、21時に帰宅したときのこと。

扉を開け、電気のスイッチを入れた。

 

カサカサカサッ

 

テーブルの上を暗黒物質が張っていくのを、私の視界は逃さなかった。

 

「やぁ、御機嫌よう。実に1年ぶりだね」

 

そんないらない挨拶を送るも返事はなく、ゴキブリは頭隠して尻隠さずの体勢に入った。

間抜けなそのゴキブリの醜態がこちらだ。

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この画像をみてまず私の部屋の汚さを指摘するのだとしたら、弁明させてほしい。

おそらく私がいない間にゴキブリが部屋をめちゃくちゃにしたのだ。

 

さて、まさに『頭隠して尻隠さず』のゴキブリ。

私はこの脳みそ1マイクロメートルの生き物を、どう叩きのめしてやろうかと思案した。

水筒とか倒されるほど、部屋をめちゃくちゃにされたし、怒る権利はあるはずだ。

 

最近夏ということで、水分摂取に懸命に励んでいるため、手近な空の2Lペットボトルを手にし、キャップ側で押しつぶすことにした。

 

「これでもくらええええええ」

 

勢いよく振りかざすも、ゴキブリの鎧は硬く、ほぼ無傷のまま逃げられてしまった。

ゴキブリの逃亡先は、ベッドとテーブルの隙間。

 

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ここに逃げられては、ペットボトルで攻撃を与えることができない。

そうだ、ゴキジェットを使おう。

思い立ったがゴキジェットを買えるほど裕福ではないので、ゴキジェットは家にない。

 

ので使用した武器がこれだ。

 

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キッチン泡ハイターでゴキブリの体を包み込むことで、ゴキブリを除菌、漂白、消臭しようという算段。

ごきぶりも初めて体を洗われ、さぞかし気持ちよく死ねることだろう。

 

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さきほどのテーブル側からもぐりこみ、ゴキブリの頭の方向から泡をぶっかける。

頭からなのは、お尻からやってしまうと、どんどん奥に逃げられてしまうからだ。

 

ゴキブリ洗浄作戦は見事成功し、ゴキブリは慌てふためき、再びテーブルに戻ってきた。

 

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テーブルの戦場へ這い戻ったゴキブリは、ベッドに頭を押し付け、再び頭隠して尻隠さず体勢をとった。

その間抜けな姿に再び笑わされてしまったのは言うまでもない。

 

テーブルへ這い戻ることを予想していたので、すでに”ゴキブリが散らかした”テーブルの上を片付けていた。

戦場に邪魔をするものは何もない。

このままスリッパで叩き潰せば、ゴキブリの息の根を止めることはできるだろう。

しかししなかった。

 

ここで潰してしまうと、私の愛用のふかふかベッドに、ゴキブリの体液が付着してしまうからだ。

そんなことになったら毎晩ゴキブリにうなされる夢を見るだろう。

そんなのはいやだ。

 

なので再び代用ゴキジェット、キッチン泡ハイターを使った。

 

「べ、ベッドに下に逃げやがった」

2度目の泡ハイターは虚しく、直撃はしたものの、ゴキブリの生命力を根絶するには至らなかった。

ついにはベッドの下に逃げられてしまった。

正直諦めようかとも思った。だがここで諦めて、ゴキブリが部屋のどこかにいる状態で安眠できるだろうか。

否。

寝ている間に口に入りでもしたら、それはそれはマズイことになる。

 

選択肢はひとつしかなかった。

 

「駆逐してやる。」 

ゴキブリは壁際にて発見された。

ベッドの下なのでペットボトルで叩くことはできない。

ここで3度目の泡ハイターの登場だ。

 

シュッ。シュッ。

 

ゴキブリはこのときにはもう、動きが遅くなっていた。

はじめに見たときの、足をワシャワシャ素早く回し逃げていた面影はなくなった。

 

そしてベッドの下から這い出てきたところで、2Lペットボトルという棍棒を振りかざし、見事ゴキブリを退治した。

 

「き、、キモすぎる、、、」

ゴキブリは倒してもなお、ゴキブリとの戦いは終わらない。

最後にはゴキブリの屍体を処分しなくてはならないのだ。

 

私はトイレットペーパーをクルクル巻き取り、手に感触が残らないぐらいの厚みを手に持ち、ゴキブリを掴みかかろうとした。

しかしゴキブリはキモすぎた。

 

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ヒックリ返って確実に息の根は止めているのに、宙に浮いたギザギザした右足は、雲をつかもうとするかのように、くいくい動き回るのだ。

ゴキブリの生命力恐るべし。

 

ちょっと動いているのがどうもダメなので、ペットボトルで軽くつぶし、完全にゴキブリの動きを封じた。

そしてトイレットペーパーで優しく包み込み、耳元に寄せ、握りつぶした。

この手法は以前友達から教わったもの。

どういう音がなるのかご存知だろうか。

 

ゴキブリ「ゴキブリッ」

 

名前の由来に相当する音が発せられる。

初めの「ゴキッ」で、体に身にまとった殻が砕け、最後の「ブリッ」で何かが出てくるような音がする。

 

改めてゴキブリの死に様を耳で確認し、トイレへ流し込んだ。

 

こうして戦いは終わったのだ。

 

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