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オタクの笑い声が「デュフフ」に集約するワケ

誰しも生まれた赤子の頃は「デュフフ」なんて笑い声をあげない。「おぎゃー」か「うぉへえへへ」みたいな言葉にならない音を喉から通す。

しかし、オタクは不思議なことに笑い声が統一されている。金太郎飴を切っても切っても金太郎が出てくるように、袋からランダムにオタクをすくい上げてみてもだいたいあの笑い声。

「デュフフ」

その響きは濁っていて、不協和音っぽさがあり、気味が悪い。私が通っている某理系大学のB塔ではデュエルマスターたちが日々鎬を削っている。日曜日でも。

B塔内のガラスを震わせる彼らの笑い声は、「でゅふっ」「でゅへっ」「だひゅっ」という言葉で表しにくい音色。カエル同士が田舎の田んぼで呼応するみたいに、彼らはそれぞれの「でゅふ音」を口から放つ。おしゃれなカフェで聴くことのない鳴き声だ。

類は友を呼ぶ、とは言うものの、アニメでもこういう「デュフフ」という笑いはオタクのシンボルとして描写されている。なぜ彼らは「デュフフ」という音をだすのか。

これはあくまで仮説だ。

実際にはなぜ彼らデュエルマスターたちが、相手の公言宣言に合わせてトラップカードをめくりながら、「ざまぁみろ」というニュアンスを絡ませた「デュフフ音」を発するようになったのかは定かではない。

しかし、共通事項を並べると、幼少期からのコミュニケーションが関わっているのではないか。理系にコミュニケーションが苦手な人が多いのは一般的な理解だ(これも正確かは知らん)。彼らはもしかしたら、同じ種族だけに通じるコミュニケーション手法を日々模索しているのかもしれない。

リア充は「ウェーイ」で世を跋扈する。彼らもこのB塔から「デュフフ」で世を侵食せんとしている。

デュエルマスターたちの戦いはまだまだ続きそうだ。